アメリカンコッカースパニエルの特徴
アメリカン・コッカースパニエルは愛玩犬化した姿ではありますが、もともと猟犬だったので、コンパクトで筋肉質な体型です。
骨格では頭頂部がやや平らで、口先が短めに詰まっている点、また被毛が厚くなっていることがイングリッシュ・コッカーとのはっきりとした違いとなります。
体高はオス38.1~39.4cm、メス35.6c~36.8cmが標準です。
アメリカンコッカースパニエルの性格
アメリカン・コッカースパニエルは基本的に明るく、人懐っこい性格です。おおらかで警戒心や神経質な点が少なく、好奇心旺盛なため遊び好きな面があります。
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アメリカンコッカースパニエルの歴史
アメリカン・コッカースパニエルのようなスパニエル系の犬の歴史は古く、14世紀にはこれらすべての祖先犬と思われる犬の存在が確認されています。
その名の示す通り、スペインを意味する土地に生まれてヨーロッパ各国に持ち出され、猟の用途別に選択交配されていく中で、「スパニエル」の名を持ついろいろな犬種に分かれていったものと推定されています。
アメリカン・コッカースパニエルの祖先であるイングリッシュ・コッカースパニエルも同じように、イギリスに持ち込まれたのが最初とされています。
ランド・スパニエルと呼ばれていたこの猟犬は、のちにイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルと、イングリッシュ・コッカースパニエルに分かれます。
「コッカー」の名は鳥のヤマシギを意味し、当時のイギリスでもっとも小さな猟犬として活躍していました。
1620年、メイフラワー号に乗ってイギリスからアメリカへ渡ったという話は、歴史的に大変有名です。その時、最初の移民が連れていた犬の中に、アメリカンコッカースパニエルの元祖となったイングリッシュコッカースパニエルがいたと伝えられています。
その後に入ってきたイングリッシュ・コッカーの中から、愛玩犬向きのものが選抜され、アメリカン・コッカースパニエルの土台となりました。
アメリカでは現在も実猟が行われていますが、アメリカン・コッカーは猟犬としてではなく、愛玩犬として改良が続けられました。その結果、イングリッシュ・コッカーとは異なる顔立ちや被毛の装飾的な美しさが際立つようになり、そのためのトリミングが盛んに行われて、18世紀後半以降は華やかなドッグショーの舞台で活躍することになりました。
1935年、アメリカンケネルクラブでは、イングリッシュ・コッカーとアメリカン・コッカーは別犬種であると決定し、1968年にはついに原産国であるイギリスでも、アメリカン・コッカースパニエルという別犬種として認められました。
また、アメリカではディズニー映画『わんわん物語』では、ブロンドの豊かなロング・ヘアと洗練された容姿のアメリカン・コッカーが主人公となり人気を博しましたが、手入れの大変さが忙しい現代人に合わなくなってきているのか、現在は一時ほどの人気はなくなっているようです。
アメリカンコッカースパニエルの飼い方
アメリカン・コッカースパニエルは体力があり運動が大好きでドッグスポーツなどにも向いています。太りやすいため毎日、1日1時間程度の散歩を行い、肥満を予防しましょう。
アメリカン・コッカーのカットには足先に向かって毛のボリュームを広げるスタンダードスタイルがあります。しかし、ドッグショーに出さない家庭犬の場合は短めにカットすることが多いです。
スタンダードスタイルではなくても、ダブルコートで被毛が厚くトップコートが長いため、週に3回以上のブラッシングを行いましょう。
アメリカン・コッカーやイングリッシュ・コッカーには、突発性激怒症候群の個体が時々います。
これは遺伝的な脳の病気ですので、しつけや訓練をきちんとしていても、なってしまいます。
病気なのか、甘やかしによるわがままなのかの区別をつけるためにも、子犬の頃からきちんとしつけや訓練を行いましょう。
アメリカンコッカースパニエルの毛色
アメリカン・コッカースパニエルはブラックの単色、タンのあるブラック、ブラック以外の単色は明るいクリーム、ダークレッドブラウン、タン・ポイントのあるブラウンは認められます。ブラックもそれ以外も、飾り毛の明るい色調、胸及び喉にみられる少量のホワイトは認められています。
パーティ・カラーは、ホワイトを含む2色以上で構成されています。
ブラック&ホワイト、レッド&ホワイト、ブラウン&ホワイト及びローンそれぞれの色のタン・ポイントを含みます。ローンはパーティ・カラーに分類されますが、ホワイトが少なすぎるものは認められません。
ドッグショーに出展する場合は、これ以外にタン・ポイントやタン・マーキングに厳格な決まりがあります。
アメリカンコッカースパニエルの気を付けたい病気
アメリカン・コッカーでは白内障・緑内障とも起こりやすいと言われています。若いときに発症した場合、10歳前後でどちらかの目が失明してしまうこともあります。
日頃からよく注意して、動物病院で定期的な健診を行いましょう。発症している場合は進行を遅らせる目薬などの処方を受けられることがあります。
また、アメリカン・コッカーは拡張型心筋症が起こりやすいことでも知られています。この病気には、L-カルニチンやタウリンの不足が非常に強く関係していると推定されています。
拡張型心筋症を発症した場合、症状の重さで心臓の薬を処方されますが、アメリカン・コッカーの場合はサプリメントの併用なども検討するのが良いでしょう。
垂れ耳の長毛で、外耳炎には非常にかかりやすいとされています。子犬の頃から、耳を触られても嫌がらないようにしつけをし、こまめにお手入れをしましょう。
アメリカンコッカースパニエルの価格相場
グループサイト、『みんなのブリーダー』における、アメリカンコッカースパニエルの直近3ヶ月間の子犬ご成約時の平均価格は約28万円、最高価格は38万円、最低価格は12万円です。
※一般的に子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか、血統、顔、毛色、体の大きさ、月齢などの要因で変動します。
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